いてもたってもいられない。
こんな感覚になったのは、いつ以来だろうか。
一つのSNS投稿を見た瞬間、手が震えた。どこからどう見ても、今まで見てきたどの渓谷とも違う。成立していること自体が信じられない景観。そして何より、その場所が私のホームからそれほど遠くない。
”そんなことが起きていいのか”
『すごい渓谷ですね!』即座にコメントを書き、そのまま投稿者へDMを送る。
「差し支えなければ、場所を教えていただけないでしょうか。」
送られてきた位置情報を見た数時間後、私はもう車を走らせていた。明日は仕事の予定だ。だが、そんなことはどうでもよかった。
人生の中で、一度くらいは、こんな渓谷を見つけてみたい。ホームである高知県の観光地、伊尾木洞を訪れるたび、私はそう思い、同行者たちにそう話してきた。
意外なほど近くにある。だが、一歩入れば、誰も想像しなかった景観が広がっている。そんな場所への憧れこそ、私の渓谷探検の原動力そのものだ。
そして今、私が向かっている場所は、まさにその理想そのものだった。誰も期待していなかった、意外なほど身近な場所に、こんな渓谷がまだ残されていた。
その事実そのものが嬉しかった。そして同時に発見者に対して、激しい嫉妬を覚えた。日本有数の個性を持つ特別な渓谷を発見したセンスが、ただただ羨ましかった。
この渓谷の詳細については、近々公開予定の発見者(リンクは発見者のインスタ)のYouTubeで紹介される予定とのこと。なので、当記事では詳細記録には触れない。動画公開をお楽しみに。
XXXXXX|キャニオニング|2026.06.09
メンバー:ゴルジュスズキ













